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2017年8月18日金曜日

ラグビーの母国に触れて

どうもこんにちは

8月10日から12日の3日間、接骨院のお休みをいただいて
今年も名古屋高校ラグビー部の合宿に帯同してきました

チーム自体は8月6日から6泊7日の合宿でしたが、私は後半のみの参加

合宿前半は台風の影響で試合が中止になったりしたようですが
私が合流してからはなんとか大きな天気の崩れはなく、無事に全日程を終え選手とともに下山することができました

強豪校を含む多くのチームと試合を行うことで一回りもふた回りも大きく成長したチームが、秋の大会に臨むのが今から楽しみです

そんな中で今年は例年とは違ったことが一つ。
イングランドからやってきたAbingdon high schoolという学校と試合を行いました

海外のチームと試合を行うのが初めてという選手が大半で、試合前は緊張している面持ちでしたが
試合が始まってみればフィジカル負けすることもなく互角以上に戦うことができました

しかしAbingdonの選手の
練習試合、交流試合ということに関係なくいいプレーには本気で喜び、ブレイクダウンは激しく、ミスに厳しく、時にはラフなプレーもあり、と一つ一つのプレーに対する本気度の高さというか、のびのびとプレーする姿は日本の高校生にはない部分なのかなと感じました




試合後のアフターマッチファンクションでスタッフの皆さんと話をさせてもらったところ
イングランドではラグビー自体は7歳頃から親しんでいる選手が多いものの、学校のチームでプレーするのは一年のうち約3ヶ月ほどのみで、それ以外の期間はクラブチームでプレーしたり、他のスポーツを行なっているそうで、チームとしては非常に短い準備期間でナショナルトーナメントに臨むそうです(私の英語理解力が正しければ)

反対に日本の高校が一年のほとんどの期間休みなくトレーニングを積んでいること、高校生になってからの約2年間というラグビー経験の短さで最後の大会に臨む選手がいることに非常に驚いていたり、名古屋高校の生徒のフィジカルレベルの高さ(特に太ももの太さ)に興味津々と言った感じでした

イングランドの高校すべてではないと思いますが、あまり高校生世代ではしっかりとしたフィジカルトレーニングを行なうという習慣はないようでした


それが良いか悪いかという話ではなく、ジュニア世代に対して厳しいフィジカルトレーニングや細かな戦術の落とし込みに時間をかけるのではなく、ラグビーという競技を純粋に楽しんでプレーする環境を与え、選手の長所やいいプレーを引き出そうというスタッフの雰囲気を感じました
それは単純にチームで共有する時間が少ないからというのもあるとは思いますが、一つのトライにもスタッフを含めたチーム全員が本気で喜びを爆発させ、いいプレーはしっかりと褒め称える
そう言った空気が、枠に収まらないようなスケールの大きな選手を産むのかなぁなんてことも考えさせられました

目の前の試合や大会に勝利を求めると、どうしても悪いプレーや細かなミスに目がつきネガティブな指導をしてしまいがちですが、ジュニア世代の選手を預かっているという事実をもう一度認識し直し
選手一人一人がラグビー選手としても人間としても大きく成長できるように、今回の経験を活かしてチームに携わっていきたいなと思います



その後も筑紫高校のS&Cコーチと情報交換をしたり、慶応高校さんとの練習試合でトレーナーさんとも久々にお話できたりと、有意義な時間を過ごさせていただきました


選手も
毎年7日間で10試合以上行うのが通例ですが、今年は怪我のリスクなどを考慮してやや少ない8試合となり、身体の負担が少ない合宿になったのではないでしょうか

花園を目指す最後の戦いまで、残り3ヶ月を切りました
選手たちには悔いのない時間を過ごして欲しいものです

今後もできる限りのサポートをしていきますので、応援よろしくお願いします!



…それでは☆


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